心理学

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山形県探偵によるストーカー心理分析と調査

ストーカーは病気?ストーカー病と妄想

取り締まりが厳しくなっても、なぜストーカーは増え続けるのか?そもそもストーカーにはいったい、どんな心理が働いているのでしょうか?ここでは、加害者であるストーカー心理についてご紹介いたします。

ストーカーは病気?「クレランボー症候群」による妄想

ストーカーは、一方的なつきまといや執拗な連絡、嫌がらせなど常軌を逸脱した行為に出ます。

常人には理解できない行動の数々は、「病気だから頭がおかしいのだろう」と考えてしまうかもしれません。

しかし、ストーカーは普段はちゃんとした生活を送っているのに、何かのきっかけがストーカーに豹変する人も多いのが事実です。

持って生まれた気質や周辺環境によってストーカー化しやすい状態になっている」ということが大きく、行動は病的であっても病気だからストーカーになるという訳ではありません。

ただし、ストーカーの中には精神病の発症が原因でストーカー化する人もいます。

病名は「クレランボー症候群(エロトマニア)」と呼ばれ、妄想性障害の一つに分類されます。

クレランボー症候群(仏:Syndrome de Clérambault、英:De Clérambault’s syndrome)とは、愛されているという妄想を抱く精神障害で、フランスの精神科医ガエタン・ガティアン・ドゥ・クレランボー(Gaëtan Gatian de Clérambault、1872–1934年)がその著書『熱情精神病』(Psychoses Passionnelles)の中で「恋愛妄想病」(Délire érotomaniaque)として記述しているものを指す。

参考:Wikipedia

ストーカーになる妄想性障害の特徴

クレランボー症候群にも見られる妄想性障害とは、簡単に言うと「自分は相手に愛されていると妄想」することです。

また、「相手は私のことが好きなのだから私も相応のことをしなければ」と考え、相手に振り向いてもらうために手段を選ばず好意を示す行動に出ます。その行為には、本人の悪気はありません。

それがつきまといや執拗な連絡などの「ストーカー行為」に繋がります。

このクレランボー症候群のストーカー被害に合うのは、社会的地位や階級の高いと人物と言われています。

ストーカー加害者の心理と意識調査の結果とは?

日本でも、静岡県警がストーカー加害者に対して、心理を把握するためのアンケートを実施し、結果が公表されていますので紹介いたします。

付きまといや嫌がらせといったストーカー行為を繰り返す加害者の心理を把握しようと、静岡県警が意識調査をしたところ、動機について40%超が「元の関係に戻りたい」と回答したことが分かった。警察庁が明らかにした。加害者の4人に1人は自らの行為をストーカーだと認識しておらず、対策の難しさも浮き彫りとなった。

調査は平成28年6月~29年5月、ストーカー規制法に基づく警告を受けるなどした加害者117人を対象に無記名式でアンケート。104人から回答を得た。結果によると、加害者は男性が90・4%を占めた。

被害者への当時の気持ちを複数回答で尋ねた質問では「元の関係に戻りたい」が41・3%で最も多く、「自分を理解してほしい」が30・8%、「憎しみや怒りがある」は26・9%。さらに「会いたい、会話ができればよい」が26・0%、「ただ姿を見たい、声が聞きたい」が20・2%などだった。ストーカー行為をした際の状況も複数回答で聞き、「寝付けなかった」が35・6%、「仕事や学業に集中できなかった」が33・7%。

ストーカーになるのは元恋人のケースも

妄想性障害のストーカーがいる一方で、恋人関係や婚姻関係が終わった後にストーカーになってしまうケースがあります。特徴としては、これまでの2人の関係が壊れたことを受け入れられない人が引き起こします。

関係を継続させることに、異常なほど執着し、離れようとする相手に恨みを抱き、怒りをぶつけるのです。

この場合、一度親密になった相手なだけに、遠ざけることが難しくなることがよくあります。

ストーカーの被害が起こった場合は、自分で解決しようとせず、警察や専門機関、探偵などに相談しましょう。

ストーカー行為はエスカレートすることも考えられますので、事態が悪化していく前に対策を取ることが大切です。

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